これまでの活動 2003年度
生活者ワークショップ 第2回
「コミュニティー生活について」
日時 | 2003年8月2日(土)13:00 – 16:00 |
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場所 | 白雲館(近江八幡市) |
仁連会長より エコ村模型の紹介
初めに、仁連会長より、模型を形作る際に想定したエコ村の生活について、話がありました。
○ コミュニティ単位
小→大のコミュニティ単位が組み合わさり、全体が構成される。 最小単位12戸、72戸が集まって一住区を成す。(村は大きく四つの住区で構成される。) 四つの住区がそれぞれに独自のテーマを持つ。 この時考えられたのは、「森」「水」「農」「匠」。それぞれ村内の関係する場の管理を担う。
自分の住まいから一歩出たところにも生活の場があるように、また、コミュニティ内である程度生活が完結することを目指した。
そのため、コミュニティ単位ごとに共同施設がある。 例:72戸単位で・・・共同洗濯場、小集会場、ゲストルームなど全体として(中央に)・・・大浴場、子供と高齢者のためのケアハウス、診療所・歯医者、ギャラリー、工房、レストランなど
その他、緑地、道、水循環、生産、生活廃棄物の扱いなどが話題と して取り上げられました。
※エコ村模型 2001年作成 「なぎさエコライフ」出展のために用意された1/500の立体模型 守山市のある地域(敷地面積12ha)を想定している現在は滋賀県立大学環境科学部に展示されています。
フリートーク
模型の紹介から派生して、自分たちのエコ村での生活について、参加者同士自由に話し合いました。浮上してきた課題として、次のようなものがありました。
○ 仕事
居住者がどのような仕事をし収入を得るかが、一番想像できないところであり、ネックになるところ。
コミュニティへの役割を果たしながら、収入を得るしくみが必要であり、それをどう作っていくか。
居住者が必要とするサービスを、やりたい人が(自分にとって楽しい・やりがいのある活動として)行えるしくみ作り。
エコ村内部でのやりとり、外部とのやりとり、そのバランスは?例えば地域通貨、どう位置付けるのか。主たる貨幣にするのか、あくまでも補助的なものなのか。
○ 居住者の組織
エコ村にはどういう人たちが住むのか。
コミュニティを維持するための意志決定システムをどう作り上げるか。
宿題
「エコ村の中で、どのような人がどういう時間帯にどういう暮らしをするのか」が想定できないと始まらないのでは?ということになり、
次回ワークショップまでに参加者が次のことを考えてくることになりました。
- 自分のエコ村でのライフスタイルを、一日のタイムスケジュールで考える。
- 同様に、自分の周りに住んで欲しい人(性別、世代、職業などを設定して)のものを、二、三例考える。
ワークショップ終了後は、参加者の自主企画で懇親会が開かれました。 (屋外にて。参加者は7名) メニューは地域の食材を中心に構成され、ゆったり、夏のひとときを過ごしました。
(文責 西山由美)